
新見市「草間」の紹介
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地域の概要


人 口 | 631人 |
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高齢化率 | 52.3% |
集落数 | 18集落 |
(2022.01.01) |
取組の経過
草間地区は、新見市の南部、標高400~500mのカルスト台地に位置する農業地帯です。保水力の低いカルスト台地のため水田は少なく、畑作が中心であり、水の確保が大きな課題でした。このため、数少ない水源を分け合う「協力」「強調」の意識が醸成されてきました。
昭和30年代は、全国でも有数の葉タバコ産地でありましたが、現在はモモ、ピオーネ、トマト、ダイコン等の果樹や園芸作物への転換が進み、産地化が図られています。また、近年では耕作放棄地対策としてのそば栽培によるむらおこしも行われています。
地区内には昭和5年国指定の天然記念物「羅生門」があり、付近には「井倉洞」や「満奇洞」もあるため、観光客を対象とした観光農業(農業体験・消費者への直販)に積極的に取り組んでまいりました。これまで、(有)草間自然休養村や草間台地村などの農業を主体とした取組や、草間地区振興会などの住民本位の親睦・交流を主体とした取組などが受け継がれています。
こうした流れを受けて、地域振興や住民相互の親睦・連帯を図ろうと、令和3年6月に地域運営組織「草間カルスト里山の会」を新たに結成しました。
一方で草間地域(土橋・足見地区含む)は、地域全体を自然の博物館とする「エコミュージアム構想」により、自然保護活動等に取り組むなど地域住民の熱意と工夫による各種取組が行われています。
推進組織
草間カルスト里山の会
地域の特徴
全国からピオーネ栽培の新規就農者の家族が移住しており、持続可能な草間の地域づくりに大きな希望を与えてくれています。
目指す将来像:「く」らしやすい里、「さ」さえ合いの里、「ま」ごころ豊かな里、草間
代表的な取組

草間カルスト里山の会には、総務部・地域振興部・安全環境部・健康福祉部・教育文化部があり、それそれの地域の課題に応じた活動を計画して実施しています。
その一つで健康福祉部が高齢者を対象に「ひな祭り弁当」の配布を行っています。民生委員と各地区の福祉委員が協力して各戸を訪問し、弁当を手渡すとともに、健康や困りごとなどを聞き、安否確認を行っています。
このほかにも、近隣の土橋地区と足見地区と一緒に三世代交流スポーツ大会などの開催、また、カルスト台地に育まれた自然や農業、歴史や文化を全国に発信しようと、草間台エコミュージアムが活発に活動しています。